ごあいさつ
♪Diary
連弾のコンサート終了しました
二日間にわたるコンサート終了。いつもながらの半数にしての開催。
2日目は末期癌の方がいらしてくださいました。
ずっとおうちでどこにもいらっしゃらなかったらしいのですが、
音楽がお好きということで、私の友人に誘われていらっしゃいました。
いつもより長いコンサートだったので、いつでも退出できるように、
アイコンタクトしながらのコンサートでした。
ところがその方は目が合うとニッコリしてくださり、
大丈夫ですよ、とうなずかれ、一度も退出なさらず、
とても良かった、良いコンサートだった!
と誘われた方に喜びを語ってくださったらしく…
奥様も何度も喜びのメールを友人にしてくださったそうです。
嬉しかったです。
ご近所のハイソなおばぁさまは、
「今、どこにも行けないけれど、こんな近くで音楽が聴ける、って幸せ!!
ユウコちゃん、ありがとねー!
ここで音楽聴くと、血液の流れが良くなったようにスーッとするのよー!!」
音楽していてよかった!と思う瞬間です。
まだまだこれからもっと精進しなければ!です。
シューベルトは本当に素晴らしいです!
ファンタジーは紛れもない傑作ですが、
今回初めて弾いたロンドはなんとキュートで優しいのでしょう!
弾きながらうっとり幸せになります。
コロンビアダンスvol.2はあと5曲書いたら出版します。
Vol.2のほうがテクニック的にも音楽的にも
ミゲルさんの音に対する要求が強くなっている感じがします。
躍動感があって好評でした♪
アンコールにお筝のコンサートで皆さまのお気に入りだった
ミゲル ソーサ作曲のBy the sea連弾版を弾きました。
初めての本物の作曲者の演奏に、またすすり泣きが聴こえました。
ミゲルさん、照れていましたが・・・
次は出版記念コンサートになるでしょう。
ありがとうございました
6月 新しいコロンビア舞曲を初演します
202106colombia.pdf (3.87MB)
去年から本格的にDUOを組んで勉強しているミゲルさんと私。
約一年経ちましたが、
連弾というものがこんなに深いものだと、合わせるたびに発見があります。
一人で弾くより音がたくさんあって華やかだし、楽しいし、
遊び感覚が強いと思っていましたが、
一台のピアノを4本の手で操ることの色彩、タイミング、
弦楽四重奏を思わせるそれぞれの声部のレイヤーのバランス。
奥が深いです。
そして、音楽性やタッチが違うと、音楽自体も完成には遠いですが、
やりたいことが似ている、出したい音が同じ方向を向いていることが嬉しいです。
こんなに演奏しやすい連弾は初めてです。
生まれも育ちも、言葉も、性別も違うのに、不思議です。
今回は、
シューベルトの可愛らしくキラキラしたロンド
やはり、連弾では欠かすことのできない、傑作とされているシューベルトの幻想曲。
ミゲル ソーサ編曲のコロンビア舞曲集。
(すでに出版済の第一巻から数曲と、新しく第2巻に入れる数曲の初演。)
最後に、これも連弾では重要なレパートリーにドヴォルザークのスラブ舞曲から。
6/5土曜日、6/6日曜日
それぞれ14時開演、くすやまホールです。
コロナのためいつもの半分の座席数ですが、楽しんでいただきたいと思っています。
(詳細は右上のボタンからくすやまホールのページでご確認くださいませ・・・)
コロンビア舞曲集は、コロンビアの国でもそのまま演奏できる状態の楽譜はいままでなかったそうで、
それを卒論のテーマにしたものがネット上にあったらしいのですが、
相当に細かく調べられているものの、やはり完全な楽譜は存在しないようです。
(メロディとコードネームの曲集はありますが。)
ミゲルさんはYouTubeなどで聞伝えで演奏されているものを聴き、
それを楽譜に起こして、編曲しています。
その作業の早いこと!!
きっとコロンビアの財産になるでしょう。
コロンビアの先生も応援してくださっています。
彼がコロンビア舞曲を連弾にしたのは、リズムが複雑で伴奏型とメロディラインが全く違うので、
一人でそれを表現することはとても難しいため、連弾という形になったそうです。
とても興味深い取り組みで、私もとても楽しみです。
お聴きいただけましたら嬉しいです ~♪
発表会も終わり・・・
去年、コロナのためにホールが閉鎖し、キャンセルになった発表会。
今年は無事開催することができました。
今年は小さい子が二人仲間入り。
そして、82歳の方・・・
三人のデビューでした。
小さい子は、堂々と舞台の真ん中まで行き、きれいにお辞儀をして
演奏もノーミス。立派でした!!
最年長の方は、会場いっぱいに美しい音を響かせてくださいました。
75歳から始められたそうで、私のところにいらしたのが78歳。
80歳まで2年間だけ教えて下さい、とおっしゃったのに、その年になられたら、
「こんなに楽しくて奥が深いもの、やめられませんよ!!」
と、2週間に一度ほとんど休まずにいらっしゃいます。
いくつになっても成長するのだな、と反対に教えていただいています。
どの生徒さんも、毎年、本当に上手になっていきます。
ほんとうに嬉しいことです。
そして、生徒さん同士も、お互いの成長を見て、褒めあって励まし合って・・・
微笑ましく、涙ぐましいです。
みなさんの舞台で演奏をする姿を見ていると、
それぞれがレッスンのとき苦労していたこと、
その間に起こった家族のこと、体調のこと。。。
その方々のいろいろなことが思い出されます。
それも含めて、人として、音楽を奏でられるのだな、とも感じます。
子供も大人も変わらないのです。
この素敵な一瞬一瞬に関われること、幸せだと思います。
子供の頃、練習が嫌いでピアノを辞めたくて仕方なかった私が、
今、こうやって人様に教えさせていただけること、
不思議でもあり、心から感謝です。
続けていてよかった、と思う瞬間でもあります。
しばらく大人の生徒さんが多く、小さい子は少なかったのですが、
今年に入り、幼児が急に増えました。
自宅も、大船の教室も・・・
そろそろ、子供をおしえてもいいよ、と神様がおっしゃているのかしら?
かけがえのない「はじめの一歩」を大切にしながら
ちいさな音楽家を育てていくことができるように精進したいと思います。
これからもよろしくお願いいたしますね、生徒さんたち♡
鍵盤楽器勢揃いの日
4/25.幸せな気持ちでコンサートが終了しました。
フォルテピアノが我が家に仮住まいして40日余り。
どうしてもこの姿と音をお伝えしたくて無謀にも企画してしまったコンサート…
クラヴィコード、チェンバロ、フォルテピアノ、現代のピアノの弾き比べをさせていただき、時代とともに変化してきた鍵盤楽器を少しお伝えできたのなら嬉しいな、と思っています。
アンケートも書いていただきましたが、好きな楽器はもちろんそれぞれ。
でも、思ったのは、作られた時代の楽器で弾くのがしっくりくる、ということ。
当たり前と言えば当たり前でしょうが、私たちが現代のピアノで古典派以前を弾く時に苦労していることが、当時の楽器で弾くと腑に落ちるのです…。
今回苦労したことは、4種類の鍵盤楽器はタッチがまるで違う、ということ。どれかを練習しすぎると、どれかが弾きにくくなり、それもまた興味深い要素でした。
でも、そういえば、チェンバロを始めた頃、こういう演奏会をすることを夢見ていたことを思い出しました。
また、昨日は緊急事態宣言が出てしまったその日でした。(茅ヶ崎は出ていませんが)人数を半分以下にしてのコンサートでしたが、二公演とも満員御礼で、とても興味を持って聴いてくださったこと、とても感謝いたします。
そして、今回、モダンのピアノと、古楽器、それぞれおニ人の調律師さんにお世話になったことも感謝です。
ありがとうございました。
夕方の公演の時、盲導犬アイジュちゃんが一番前でリラックスして聴いてくれていたのも嬉しかったです。
フォルテピアノ
なんと!!
約1ヶ月限定で、フォルテピアノが我が家に滞在することになりました。
お引越しの間、お預かりします。
左:クラヴィコード 真ん中:フォルテピアノ 右:チェンバロ
とても憧れていた楽器です。
古典派の時代に活躍した楽器で、
モーツァルト、ハイドン、ベートーヴェンの頃です。
そのころ活躍していたチェンバロがあまり強弱の効かない楽器でしたので、
強弱の効く楽器ということでフォルテピアノと呼ばれています。
なんとも柔らかく小気味良い響きがします。
私が子供の頃好きでなかった曲も、フォルテピアノで弾くととても素敵です。
(ただ、私が弾きこなせなかっただけ、というのもあるかもしれませんが…)
弾かせていただいているうちに、たくさんの方々に実際に見ていただき、音を聴いて頂きたく、
ミニコンサートを企画してしまいました。
4月25日 日曜日 13時&16時です。
早くも完売となっていまいましたが・・・。
もちろん、管理なさっている先生にも了解を得ました。
このためにフォルテピアノのレッスンにも行きました。
チェンバロの大御所、故鍋島元子先生所蔵の素晴らしい楽器で畏れ多いですが、
素敵な楽器に囲まれて本当に幸せな私です。
素敵な音色をお届けできますように。。。
この続きはまた書きます。