ごあいさつ
♪Diary
鍵盤楽器勢揃いの日
4/25.幸せな気持ちでコンサートが終了しました。
フォルテピアノが我が家に仮住まいして40日余り。
どうしてもこの姿と音をお伝えしたくて無謀にも企画してしまったコンサート…
クラヴィコード、チェンバロ、フォルテピアノ、現代のピアノの弾き比べをさせていただき、時代とともに変化してきた鍵盤楽器を少しお伝えできたのなら嬉しいな、と思っています。
アンケートも書いていただきましたが、好きな楽器はもちろんそれぞれ。
でも、思ったのは、作られた時代の楽器で弾くのがしっくりくる、ということ。
当たり前と言えば当たり前でしょうが、私たちが現代のピアノで古典派以前を弾く時に苦労していることが、当時の楽器で弾くと腑に落ちるのです…。
今回苦労したことは、4種類の鍵盤楽器はタッチがまるで違う、ということ。どれかを練習しすぎると、どれかが弾きにくくなり、それもまた興味深い要素でした。
でも、そういえば、チェンバロを始めた頃、こういう演奏会をすることを夢見ていたことを思い出しました。
また、昨日は緊急事態宣言が出てしまったその日でした。(茅ヶ崎は出ていませんが)人数を半分以下にしてのコンサートでしたが、二公演とも満員御礼で、とても興味を持って聴いてくださったこと、とても感謝いたします。
そして、今回、モダンのピアノと、古楽器、それぞれおニ人の調律師さんにお世話になったことも感謝です。
ありがとうございました。
夕方の公演の時、盲導犬アイジュちゃんが一番前でリラックスして聴いてくれていたのも嬉しかったです。
フォルテピアノ
なんと!!
約1ヶ月限定で、フォルテピアノが我が家に滞在することになりました。
お引越しの間、お預かりします。
左:クラヴィコード 真ん中:フォルテピアノ 右:チェンバロ
とても憧れていた楽器です。
古典派の時代に活躍した楽器で、
モーツァルト、ハイドン、ベートーヴェンの頃です。
そのころ活躍していたチェンバロがあまり強弱の効かない楽器でしたので、
強弱の効く楽器ということでフォルテピアノと呼ばれています。
なんとも柔らかく小気味良い響きがします。
私が子供の頃好きでなかった曲も、フォルテピアノで弾くととても素敵です。
(ただ、私が弾きこなせなかっただけ、というのもあるかもしれませんが…)
弾かせていただいているうちに、たくさんの方々に実際に見ていただき、音を聴いて頂きたく、
ミニコンサートを企画してしまいました。
4月25日 日曜日 13時&16時です。
早くも完売となっていまいましたが・・・。
もちろん、管理なさっている先生にも了解を得ました。
このためにフォルテピアノのレッスンにも行きました。
チェンバロの大御所、故鍋島元子先生所蔵の素晴らしい楽器で畏れ多いですが、
素敵な楽器に囲まれて本当に幸せな私です。
素敵な音色をお届けできますように。。。
この続きはまた書きます。
3.11の祈り~あれから10年
去年の6月から更新していなかったのですね!
ごめんなさい!
11月に魚沼で連弾のコンサートをし、
12月にはフルート2本とチェンバロでバロックのコンサートをいたしました。
そして、今年1月、お箏とチェンバロでのコンサートを企画していたのですが、
2度目の緊急事態宣言によって延期。
3月のコンサートになりました。
お箏とチェンバロは、同じ弦を弾いて(はじいて)音が鳴る楽器。
東西の撥弦楽器を一緒に弾いたら良いかもしれないわね、
ということで企画したのですが、
まぁ、とても良いコンビネーションでした。
それに気を良くしてあれもこれも…
とチャレンジしていった私たち。
そんな中、緊急事態宣言により、とりあえず中止としました。
3月に延期したのですが、
もう3.11に近いではありませんか!
今年も現地で音楽によって祈りを捧げたいと願っていたのですが、
この状況下、東京神奈川からは出かけることができないため、
茅ヶ崎から発信しようと思いました。
そして、やはり、この震災によって被災した吹奏楽の学生達にトラックで山ほど楽器を寄付したクラリネットの橋爪さんを交え、
3人のコンサートとなります。
3/6土曜日
3/7日曜日
両日とも13時と16時の2回公演。
いつも好評のティータイム休憩もなしで、感染予防対策をしながら準備しています。
キャパも40席のところ半数の20名さまにさせていただきます。
休憩無しにしては盛りだくさんのプログラムになりましたが
一風変わった、
でも、意外と素敵な組み合わせのトリオです。
よろしかったらお出かけください。
お待ちしております…。
コロンビア舞曲集出版記念コンサート
7月19日 (日曜日) 14時
楠山 裕子&ミゲル ソーサ ピアノデュオコンサート。
「21曲のコロンビアダンス ピアノ連弾のための編曲集 vol.1」
の出版記念、そして、
コロンビア独立210年記念(1810年7月20日)を兼ねてのコンサートです。
本の出版などしたことがないので勉強しました。
図書コードISDNやJANコードを取得したり、そのバーコード作成し、それを貼り付ける場所もミリ単位で決まっているなんて知らなかったです。
ミゲルさんも執筆が最終段階まで来ています。英語、日本語、スペイン語、フランス語での序文は芸術の価値を定義する論文のような内容です。Amazonでも電子版と共に販売できそうです。
でも、ほしい人いるのかな…?
売れるのかな…?
コンサートでは、シューベルトの「大ロンド」モシュコフキー「スペイン舞曲」グスタヴィーノ「ラプラタ川のロマンス」そしてコロンビアダンスvol.1全10曲を弾かせていただきます。
コロナの影響で、いつもなら40人のところ、21名さまに限定です。
いつになったら満席にできるのでしょうね?
そんな日が来るのでしょうか…?
まだ、コンサートなどしてもよいのだろうか?と思っているくらいですし…
悩ましい日々です。
コロナ後初コンサート
大御所チェリストの安田謙一郎さんをお迎えして…
と言いますか、
ご好意に甘えて出演していただきました。
延期予定だったのですが、こんな時だから聴きたいわ!
とおっしゃってくださるお客様に背中を押され、
こんな時だから演奏しましょう、
とおっしゃってくださる安田さん…
お客様10人に限定させていただき、なんとも贅沢な空間。
素晴らしいチェロの響きをお届けできてお客様は大満足。
久しぶりに生の音楽を聴くことができました、と喜んでくださいました。
ありがとうございました!