ごあいさつ

♪Diary

2025-02-16 14:50:00

渡航前のコンサート

2/2コンサート終了。

長丁場のプログラムでしたが、みなさま一生懸命に聴いてくださって感謝です。

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シューベルトは、31歳の若さでこの世を去っていますが、沢山の連弾曲があります。

日本で有名な曲は「軍隊行進曲」と「ファンタジー」ぐらいですが…

4本の手を弦楽四重奏のように巧みに編み込んでいく作風はとても好きです。

今回の曲は、未完成だったものを何人かの手によって、演奏できる形態にされたもので、可愛らしいテーマは引き込まれます。

 

モシュコフキーは、「異国から」の題名のとおり、ロシア、ドイツ、スペイン、ポーランド、イタリア、ハンガリーの6曲からできていて、それぞれのお国の特徴が出ています。

演奏後、あれがよかった、これが面白かった、なんていうお話も聞けて嬉しかっです。

 

前半最後、日本人にとっては中田喜直「日本の四季」は好評でした。ちょこちょこ顔を出す、誰もが知っている曲。こういう歌たちがなくなってほしくないですね。

そして、このプログラムとこの衣装で今月末から@コロンビアで演奏してきます。この衣装は、立川のLaLaLaからお借りしました。 2021年の東日本大震災で被災した石巻の呉服屋さんから譲り受けたもので、流されて売り物にならなくなった高級な沢山の着物や反物などをなんとか生かしたくてリメイクして作られたものです。

 

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そして、汚れを目立たなくするため、藍染めをしたら、帯の錦糸がこんなに綺麗に現れました。

あと、能登の地震で被災した着物のリメイク衣装も持っていこうと思います。

あまり知られていない日本の文化を知っていただきたいと思っています。

 

コロンビアでは、今、私たちが行くことを楽しみにしていてくださっていて、沢山の準備をしてくださっています。ありがたいです‼︎

 

2022-11-16 21:37:00

秋田へ

今回、10/20に発症した腸閉塞。

 

痛いのに飛んだら跳ねたりして開通したと思ったのに食べられず、

 

5日も食べられなくて、仕事して…

 

体力限界で点滴、緊急入院。

 

本番が沢山あるから入院したくなかった…。

 

 

 

結局、本番3つキャンセル、

 

レッスンも全部キャンセル。

 

 

 

ごめんなさい。

 

 

 

どうしても18日の秋田のコンサートはキャンセルしたくなくて

 

ドクターたちのかすかな不安を知りながら、頼み込んで11/11に退院。

 

17日間の入院は長かったけれど、

本当に具合が悪かったので、仕方ないし、

からだの再構築をしたと思って受け入れようと思います。

 

ピアノを弾き始めると、

まぁ、ロボットみたいな弾き方で笑えるし、

 

少し長い時間弾けるようになると、

翌日、背筋の筋肉痛。

 

羽田まで来るのにも、

コロコロのトランクが上手に扱えなくて、

ちょっとデコボコがあると上手く歩けない。

 

なんだか、いつも感じないことを感じで面白い。

 

一日ずつ、確実に元気になっているので、

きっと18日のコンサートはうまくいくと思っています。

 

明日からの練習が楽しみ‼︎

 

秋田空港にも私たちの大きなポスターが…

 

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2022-02-07 23:38:00

連弾のコンサート

くすやまホール、

新潟県魚沼市小出郷文化会館、

二つのチラシが刷り上がりました。

Miguelさんのデザインはインパクトがあります。

私が作ると柔らかくなってしまいます。

 

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そして、ブラームスのワルツ

 

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ミゲルエディションを作りました。

音は何も変えていないのですが、とても弾きやすく、

そして全体像が把握しやすくなりました。

 

 

2021-12-06 22:57:00

震災から10年の「石巻」

2年ぶりの石巻。

「石巻観光協会」主催の感謝博にお招きいただきました。

復興もだいぶ進み、街並みも明るくなり、

きれいなお店もたくさんできていました。

 

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チャックさん。

彼は震災後、リヤカー付き自転車で手廻しオルガンを積んで東京から約二週間かけて

石巻へ癒しと笑いを届けに行きました。

メディアでも取り上げられ、行く道道、応援を受けながらひたすら自転車を漕ぎ続けました。

 

凄いことです。

 

 

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観光協会主催の感謝の花火。

素晴らしかったです。

 

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私が中学の頃はまっていた、サイボーグ009が街角に。

石ノ森章太郎と深い関わりのある石巻市には彼の記念館があります。

 

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2021-09-25 15:32:00

「和洋 器楽の魅力」響きました

2021年9月21日、

会場となった新宿オペラシティ内の「近江楽堂」

なんと素晴らしい響きだったでしょう!!

 

微かな音ののクラヴィコードでバッハの「ゴルトベルク変奏曲」のアリアを弾き始めると、

会場にいらっしゃる方々の意識がこの楽器に集まるのを感じました。

意識というものは見えるものなのでしょうか?

そのくらい強いものを感じたのです。

 

このホールはキリスト教の聖堂をモチーフにして設計された小さな空間。

アーチ型の高い天井で、昼間は外の光が降り注ぎます。

音響もとても良く、小さな囁くような音も響かせてくれます。

 

そんな空間で、

クラリネット、尺八、13絃箏、25絃箏、クラヴィコード、チェンバロ

が響きました。

 

一見、不思議な取り合わせですが、

箏とチェンバロは「弦を爪で引っ掻く」楽器であり共通点があります。

クラヴィコードはチェンバロと同じ頃家庭で弾かれていた楽器で、

バッハもモーツァルトもハイドンも当たり前に弾いていた楽器。

そこに、橋爪さんの暖かい音色のクラリネットが違和感なく融合し、

彼が半年前から楽しんでいる尺八も加わり、

なんとも幻想的なコンサートとなりました。

 

「クレド〜六段」は、隠れキリシタンの頃、グレゴリア聖歌の伴奏に使われていた、

という説もあり、

それを聴いた八橋検校が、それを変奏曲に仕上げたらしい、とか…?

クレドとは、キリスト教の信仰宣言です。

「我は神を信ず」から始まります。

当日は、絹糸の絃を張ったお箏の伴奏で、橋爪さんと私がラテン語で歌ったり…

 

「春の海」ではチェンバロのリュートのストップ(弦にミュートをかける)を使い

お箏で弾くところをチェンバロで始め、尺八ではなくクラリネットのソロで演奏。

それがなかなかマッチして…好評でした。

 

康子さんのはかないような素敵な弾き語り、

クラリネットの現代曲をチェンバロで伴奏したり。

何の躊躇もなく、3人でアンサンブルが仕上がってしまい、面白い体験でした。

 

アンコールは、私が作曲した「柳津のうた」(作詞 諸橋雅枝)にしよう、

とお二人がおっしゃってくださり、

「ほんとに良い曲ね〜」とお客様におっしゃっていただき嬉しかったです。

 

素晴らしい空間で、何も言わなくても分かり合える仲間と演奏できたこと、

本当に幸せに思います。

 

このコロナ禍で、茅ヶ崎からのお客様はとてもお誘いできませんでしたが、

お二人の援助があり、お客様にもたくさんいらしていただき感謝しています。

 

お出かけくださいましたみなさま、ありがとうございました。

 

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この衣装は、東日本大震災の津波で被災して流された着物を何度も洗い、

染め直して、リメイクしたもの。

あの時を忘れないようにコンサートの時に着せていただいています。

 

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