ごあいさつ
♪Diary
秋田へ
今回、10/20に発症した腸閉塞。
痛いのに飛んだら跳ねたりして開通したと思ったのに食べられず、
5日も食べられなくて、仕事して…
体力限界で点滴、緊急入院。
本番が沢山あるから入院したくなかった…。
結局、本番3つキャンセル、
レッスンも全部キャンセル。
ごめんなさい。
どうしても18日の秋田のコンサートはキャンセルしたくなくて
ドクターたちのかすかな不安を知りながら、頼み込んで11/11に退院。
17日間の入院は長かったけれど、
本当に具合が悪かったので、仕方ないし、
からだの再構築をしたと思って受け入れようと思います。
ピアノを弾き始めると、
まぁ、ロボットみたいな弾き方で笑えるし、
少し長い時間弾けるようになると、
翌日、背筋の筋肉痛。
羽田まで来るのにも、
コロコロのトランクが上手に扱えなくて、
ちょっとデコボコがあると上手く歩けない。
なんだか、いつも感じないことを感じで面白い。
一日ずつ、確実に元気になっているので、
きっと18日のコンサートはうまくいくと思っています。
明日からの練習が楽しみ‼︎
秋田空港にも私たちの大きなポスターが…
連弾のコンサート
震災から10年の「石巻」
「和洋 器楽の魅力」響きました
2021年9月21日、
会場となった新宿オペラシティ内の「近江楽堂」
なんと素晴らしい響きだったでしょう!!
微かな音ののクラヴィコードでバッハの「ゴルトベルク変奏曲」のアリアを弾き始めると、
会場にいらっしゃる方々の意識がこの楽器に集まるのを感じました。
意識というものは見えるものなのでしょうか?
そのくらい強いものを感じたのです。
このホールはキリスト教の聖堂をモチーフにして設計された小さな空間。
アーチ型の高い天井で、昼間は外の光が降り注ぎます。
音響もとても良く、小さな囁くような音も響かせてくれます。
そんな空間で、
クラリネット、尺八、13絃箏、25絃箏、クラヴィコード、チェンバロ
が響きました。
一見、不思議な取り合わせですが、
箏とチェンバロは「弦を爪で引っ掻く」楽器であり共通点があります。
クラヴィコードはチェンバロと同じ頃家庭で弾かれていた楽器で、
バッハもモーツァルトもハイドンも当たり前に弾いていた楽器。
そこに、橋爪さんの暖かい音色のクラリネットが違和感なく融合し、
彼が半年前から楽しんでいる尺八も加わり、
なんとも幻想的なコンサートとなりました。
「クレド〜六段」は、隠れキリシタンの頃、グレゴリア聖歌の伴奏に使われていた、
という説もあり、
それを聴いた八橋検校が、それを変奏曲に仕上げたらしい、とか…?
クレドとは、キリスト教の信仰宣言です。
「我は神を信ず」から始まります。
当日は、絹糸の絃を張ったお箏の伴奏で、橋爪さんと私がラテン語で歌ったり…
「春の海」ではチェンバロのリュートのストップ(弦にミュートをかける)を使い
お箏で弾くところをチェンバロで始め、尺八ではなくクラリネットのソロで演奏。
それがなかなかマッチして…好評でした。
康子さんのはかないような素敵な弾き語り、
クラリネットの現代曲をチェンバロで伴奏したり。
何の躊躇もなく、3人でアンサンブルが仕上がってしまい、面白い体験でした。
アンコールは、私が作曲した「柳津のうた」(作詞 諸橋雅枝)にしよう、
とお二人がおっしゃってくださり、
「ほんとに良い曲ね〜」とお客様におっしゃっていただき嬉しかったです。
素晴らしい空間で、何も言わなくても分かり合える仲間と演奏できたこと、
本当に幸せに思います。
このコロナ禍で、茅ヶ崎からのお客様はとてもお誘いできませんでしたが、
お二人の援助があり、お客様にもたくさんいらしていただき感謝しています。
お出かけくださいましたみなさま、ありがとうございました。
この衣装は、東日本大震災の津波で被災して流された着物を何度も洗い、
染め直して、リメイクしたもの。
あの時を忘れないようにコンサートの時に着せていただいています。
YouTube配信します
お待たせいたしました。
楠山裕子&ミゲル ソーサ 連弾の魅力
with 伊勢友一
の動画配信をいたします。
ご視聴いただけましたら嬉しいです。
https://m.youtube.com/watch?v=szGWHi19ch4&feature=youtu.be
本来のチラシはこちら
曲目は変更して、ダイジェスト版となっております。