ごあいさつ
♪Diary
「和洋 器楽の魅力」響きました
2021年9月21日、
会場となった新宿オペラシティ内の「近江楽堂」
なんと素晴らしい響きだったでしょう!!
微かな音ののクラヴィコードでバッハの「ゴルトベルク変奏曲」のアリアを弾き始めると、
会場にいらっしゃる方々の意識がこの楽器に集まるのを感じました。
意識というものは見えるものなのでしょうか?
そのくらい強いものを感じたのです。
このホールはキリスト教の聖堂をモチーフにして設計された小さな空間。
アーチ型の高い天井で、昼間は外の光が降り注ぎます。
音響もとても良く、小さな囁くような音も響かせてくれます。
そんな空間で、
クラリネット、尺八、13絃箏、25絃箏、クラヴィコード、チェンバロ
が響きました。
一見、不思議な取り合わせですが、
箏とチェンバロは「弦を爪で引っ掻く」楽器であり共通点があります。
クラヴィコードはチェンバロと同じ頃家庭で弾かれていた楽器で、
バッハもモーツァルトもハイドンも当たり前に弾いていた楽器。
そこに、橋爪さんの暖かい音色のクラリネットが違和感なく融合し、
彼が半年前から楽しんでいる尺八も加わり、
なんとも幻想的なコンサートとなりました。
「クレド〜六段」は、隠れキリシタンの頃、グレゴリア聖歌の伴奏に使われていた、
という説もあり、
それを聴いた八橋検校が、それを変奏曲に仕上げたらしい、とか…?
クレドとは、キリスト教の信仰宣言です。
「我は神を信ず」から始まります。
当日は、絹糸の絃を張ったお箏の伴奏で、橋爪さんと私がラテン語で歌ったり…
「春の海」ではチェンバロのリュートのストップ(弦にミュートをかける)を使い
お箏で弾くところをチェンバロで始め、尺八ではなくクラリネットのソロで演奏。
それがなかなかマッチして…好評でした。
康子さんのはかないような素敵な弾き語り、
クラリネットの現代曲をチェンバロで伴奏したり。
何の躊躇もなく、3人でアンサンブルが仕上がってしまい、面白い体験でした。
アンコールは、私が作曲した「柳津のうた」(作詞 諸橋雅枝)にしよう、
とお二人がおっしゃってくださり、
「ほんとに良い曲ね〜」とお客様におっしゃっていただき嬉しかったです。
素晴らしい空間で、何も言わなくても分かり合える仲間と演奏できたこと、
本当に幸せに思います。
このコロナ禍で、茅ヶ崎からのお客様はとてもお誘いできませんでしたが、
お二人の援助があり、お客様にもたくさんいらしていただき感謝しています。
お出かけくださいましたみなさま、ありがとうございました。
この衣装は、東日本大震災の津波で被災して流された着物を何度も洗い、
染め直して、リメイクしたもの。
あの時を忘れないようにコンサートの時に着せていただいています。
新しいホームページを作り始めました
いままで、おんぶに抱っこでホームページを作っていただいていましたが、
自分で更新もできず、忙しい彼女にご迷惑ばかりおかけしてしまうので、
エイヤッ!と自分で作ってみることにしました。
なかなかフォントなどフリーに作れないので苦労もありますが、
ちょっと楽しんでいます。
さて、どうなりますか・・・
チェンバロによるレクチャーコンサート
次なるくすやまホールのコンサートは、
加久間先生チェンバロ.pdf (16.42MB)
敬愛する我が師、加久間朋子先生のチェンバロです。
経歴はチラシにありますが…
とにかく魅力的な方です。
生徒から見た先生。
レッスンに行くと…
先ず、音色をとても大事にされます。
一般にチェンバロでは不可能とされているデイミヌエンド(だんだん小さく)などを可能にすべく
鋭い耳でタッチを指摘され、アーティキレーション、フレーズの取り方なども細かく、
諦めず、丁寧に教えてくださいます。
レッスン中に弾いてくださる先生の演奏は、
本当に納得させられるような、そして、本当に素敵です。
そして、演奏のレッスンとは別に、同じ門下生と一緒に、
ルネッサンスからバロック時期の歴史的背景と、
それと隣り合わせに発達してきた音楽、そして、
それぞれの国の持つ音楽の性格など講義していただいていますが、
加久間先生の頭の中はどれだけのものが詰まっているのだろう、
と思うほどの多大な情報量なのです!
また、それが面白いのです!
かと思うと、バロックの通奏低音の数字譜(ジャズのコードのようなもの)で
ロックを弾いてしまったり…
美味しいものとビールは欠かせなかったり…
素敵な人間味あふれる正統派チェンバリストさんです。
きっと興味深いお話と素敵な演奏で、心に残るひとときをお過ごしいただけると思います。
今回も、お席数を半分にしての開催ですが、どうぞお楽しみに~♡
連弾のコンサート終了しました
二日間にわたるコンサート終了。いつもながらの半数にしての開催。

2日目は末期癌の方がいらしてくださいました。
ずっとおうちでどこにもいらっしゃらなかったらしいのですが、
音楽がお好きということで、私の友人に誘われていらっしゃいました。
いつもより長いコンサートだったので、いつでも退出できるように、
アイコンタクトしながらのコンサートでした。
ところがその方は目が合うとニッコリしてくださり、
大丈夫ですよ、とうなずかれ、一度も退出なさらず、
とても良かった、良いコンサートだった!
と誘われた方に喜びを語ってくださったらしく…
奥様も何度も喜びのメールを友人にしてくださったそうです。
嬉しかったです。
ご近所のハイソなおばぁさまは、
「今、どこにも行けないけれど、こんな近くで音楽が聴ける、って幸せ!!
ユウコちゃん、ありがとねー!
ここで音楽聴くと、血液の流れが良くなったようにスーッとするのよー!!」
音楽していてよかった!と思う瞬間です。
まだまだこれからもっと精進しなければ!です。
シューベルトは本当に素晴らしいです!
ファンタジーは紛れもない傑作ですが、
今回初めて弾いたロンドはなんとキュートで優しいのでしょう!
弾きながらうっとり幸せになります。
コロンビアダンスvol.2はあと5曲書いたら出版します。
Vol.2のほうがテクニック的にも音楽的にも
ミゲルさんの音に対する要求が強くなっている感じがします。
躍動感があって好評でした♪
アンコールにお筝のコンサートで皆さまのお気に入りだった
ミゲル ソーサ作曲のBy the sea連弾版を弾きました。
初めての本物の作曲者の演奏に、またすすり泣きが聴こえました。
ミゲルさん、照れていましたが・・・

次は出版記念コンサートになるでしょう。
ありがとうございました
6月 新しいコロンビア舞曲を初演します
202106colombia.pdf (3.87MB)
去年から本格的にDUOを組んで勉強しているミゲルさんと私。
約一年経ちましたが、
連弾というものがこんなに深いものだと、合わせるたびに発見があります。
一人で弾くより音がたくさんあって華やかだし、楽しいし、
遊び感覚が強いと思っていましたが、
一台のピアノを4本の手で操ることの色彩、タイミング、
弦楽四重奏を思わせるそれぞれの声部のレイヤーのバランス。
奥が深いです。
そして、音楽性やタッチが違うと、音楽自体も完成には遠いですが、
やりたいことが似ている、出したい音が同じ方向を向いていることが嬉しいです。
こんなに演奏しやすい連弾は初めてです。
生まれも育ちも、言葉も、性別も違うのに、不思議です。
今回は、
シューベルトの可愛らしくキラキラしたロンド
やはり、連弾では欠かすことのできない、傑作とされているシューベルトの幻想曲。
ミゲル ソーサ編曲のコロンビア舞曲集。
(すでに出版済の第一巻から数曲と、新しく第2巻に入れる数曲の初演。)
最後に、これも連弾では重要なレパートリーにドヴォルザークのスラブ舞曲から。
6/5土曜日、6/6日曜日
それぞれ14時開演、くすやまホールです。
コロナのためいつもの半分の座席数ですが、楽しんでいただきたいと思っています。
(詳細は右上のボタンからくすやまホールのページでご確認くださいませ・・・)
コロンビア舞曲集は、コロンビアの国でもそのまま演奏できる状態の楽譜はいままでなかったそうで、
それを卒論のテーマにしたものがネット上にあったらしいのですが、
相当に細かく調べられているものの、やはり完全な楽譜は存在しないようです。
(メロディとコードネームの曲集はありますが。)
ミゲルさんはYouTubeなどで聞伝えで演奏されているものを聴き、
それを楽譜に起こして、編曲しています。
その作業の早いこと!!
きっとコロンビアの財産になるでしょう。
コロンビアの先生も応援してくださっています。
彼がコロンビア舞曲を連弾にしたのは、リズムが複雑で伴奏型とメロディラインが全く違うので、
一人でそれを表現することはとても難しいため、連弾という形になったそうです。
とても興味深い取り組みで、私もとても楽しみです。
お聴きいただけましたら嬉しいです ~♪




