ごあいさつ
♪Diary
クリスマスコンサート
気がつけば、もう12月も半ばに差し掛かろうとしています。
クリスマスで華やいでいるこの時期ですが、
キリストは、マリアとヨゼフが立ち寄った貧しい馬屋で産まれ、
飼い葉桶がベッド代わりという、なんとも寒い誕生。
それでも、神様のお恵みによって護られて、喜ばれ、感謝すべきときなのです。
教会では、祝福のとき、となります。
今回、茅ヶ崎の平和教会と、相模原のの橋本教会でチェロとコンサートをさせていただきます。
チェリストは、井上とも子さん。
彼女とはだいぶ前から交流があり、メキシコ国交100年のコンサートでも
合奏団の一員としてメキシコにご一緒したり、
犬仲間で武蔵野の公園でバーベキューしたり、
いろいろ楽しい時間もご一緒したのですが、
しばらく、世の中の流れもあったりでご無沙汰していて、
久しぶりの再会となりました。
茅ヶ崎でコンサートを頼まれたので、とお声をかけていただき、
合わせなども、とても良い時間を過ごさせていただいています。
明日に迫って、ここで日記を書いても何人の方が見てくださるか・・・
ですが、お近くの方がいらしたら、是非、いらしていただきたいと思います。
本当に素晴らしいチェリストです。
そして、牧師でもあるので、素敵なお話も聞けるでしょう。
「窓」日本画の内山徹&ピアノの楠山裕子のコラボ展
このたび、日本画家の内山徹氏とコラボをすることとなりました。
彼の絵は繊細で、光や透明感を表現なさる方です。
大きな作品としては、横浜駅西口にあるベイシェラトンの広い喫茶スペースの屏風絵。
左上を見上げると壮大な構想の金を基調とした素晴らしい絵を見ることができます。
茅ヶ崎在住の彼は、以前からくすやまホールでコラボしたい、とおっしゃってくださっていました。
音楽の香りがするのですって。嬉しいお言葉です。
ところが、我が家のホールには絵を掛けるためのレールもないし、壁も塗り壁なので、
「穴を開けないでね」などと言いながら、日が経ってしまいました。
ある時「穴を開けない方法を考えた!!」と内山氏。
「ウォールライトに掛けるならいい?」
ということで、ホール内には4作品、
「夜明け」「海」「草原」「月」の作品をホールの窓に見立てて展示します。
そこに、私がひらめいた曲を弾いていくという企画です。
ドビュッシー「月の光」シャミナード「森の精」ソーサ「海からの風」「大農園」「薄明」
プーランク「愛の小径」ショパンエチュードから「エオリアンハープ」「大洋」ほか、
などを考えています。
他の作品については、玄関ホールやリビングに展示いたします。
そして、たぶん一番面白いのが、画伯とピアニストの対談・・・
彼は博識で、歴史的なこと、たくさんの画家の話などもとても面白いです。
私はご自身の作風についてもたくさん質問したいと思っています。
同じ芸術でも美術と音楽では観点が変わってきます。
今回のチラシ一枚作るにしても、大事にしたい場所などが違ったり・・・
楽しんでいただけるのでは、と思っています。
初めての企画、お出かけいただけましたら嬉しいです♡
大塚美術館素晴らしい‼︎
やっと徳島の大塚美術館に行って来ました。
行きたいと思いながらなかなかタイミングが合わず、先週10/31に行くことができました。
思った通り、いや、それ以上の素晴らしいものでした。
山一つの中にスッポリ美術館が入ってしまう造りで、外からは入り口と山しか見えません。
その中に、これでもか‼︎
というほどの作品が展示されています。
去年、フィレンツェのウフィッツイで見たものや、有名なものも数多く、
最後には、疲れて「まだあるのー?」という贅沢なため息。。。
来年、イタリアに行った時、バチカンのシスティーナ礼拝堂に行こうと思っていたのでが、残念ながら改装に入ってしまうそうで…
でも、この素晴らしい空間は、コピーではあっても本物を見た気分にさせてくれます。
ポンペイの壁画
実物大ですからすごい‼︎
この絵に書かれている真ん中の大きな楽器は、
先日、我が家で演奏されたヴィエールですね。
左側にはリュート。
楽器が描かれている絵は多く、当時、音楽にも関心があったことを示していると思います。
観て歩いて疲れた後は、ティータイム。
ゴッホのひまわり…
とても充実した時間でした。
素敵なコンサートでした
「フラウト・トラベルソとヴィエールとチェンバロと」
ほんとうに素晴らしいコンサートでした。珍しいヴィエールは、今まで散々書いできましたが、
もちろんのこと、
フラウト・トラベルソも世界に30本しかないという1700年代のオリジナルなど含め4本をご披露くださり、
それぞれの音色が歴史を語っているようで、まだまだ現役の楽器にうっとり。
チェンバロは、といえば、巨匠が弾き込めば、生き生きとした艶のある音になり、デュフレの「メデー」などは、文字通り怨念と怒りと炎がほとばしるような表現が実現し、私の楽器と思えないような感動を覚えました。
(コンサートの後弾いてみたら、眠りから覚めた高貴なお方のような音にビックリしました。いかに私が弾きこんでいないか反省しました💦)
昼の部は、くすやまホールでは珍しい雨となり、
お客様にはお気の毒でしたが、それでもみなさまの感動はなかなか冷めやらず、
それぞれの楽器についての質問も飛び交い、熱く濃い時間となりました。
休憩時間の友季子さんのお菓子も大好評(また写真撮り忘れました)
時々いらしてくださる盲導犬のアンジュちゃんも堪能していました。
音楽が好きみたいです。
たくさんの皆様、ありがとうございました。
国宝
やっと観に行かれました。
とても良い映画と言われていたのに、
なかなか、上演時間と私の時間が合わなくて。。。
やはり、日本の芸事というものは、世襲制というのも色濃く、
とてつもなく厳しく、泣き事など行っていられない世界ですね。
この映画は、歌舞伎の世界に育った子と、
歌舞伎の大御所の見立てにより、とてつもない才能があると家族を押し切ってその世界に招き入れられた子。
二人の友情と悲劇を描いたものですが、
それは芸を習得することもそうですが、
その世界の厳しさ、理不尽さ、
いろいろな苦しみや、文字通り血を吐くような思いをしながら、
生きていく様子にハラハラしながら観ました。
映画に行ったらポップコーンを買い込んで・・・
というのも好きな私ですが、
なぜか、その日はポップコーンは買わずに、飲み物だけ持って入りました。
1シーン、1シーン、どこを切り取っても集中して見なければならないほど、
隙間なく迫ってくるシーン。
飲み物さえ、飲めなくなるほどのめり込んで観ました。
洋楽の世界も、血の滲むような努力をしている方はいらっしゃいますが、
「この家に育ったから音楽家になる」という方もいらっしゃるでしょうが、
やってみようかな〜?から入る人が殆どで、
嫌なら辞めちゃう。
面倒くさいから練習しない。
練習しないから弾けるようにならなくて辞めちゃう。
精神の鍛えられ方が違うな〜
といろいろ考えさせられました。
映画が終わったらユニクロに行こうかな〜
と思っていたのですが、
あまりに圧倒されて、静かにお家に帰りました。














