ごあいさつ
♪Diary
連弾 シューベルト ロンド ニ長調
連弾には欠かせないシューベルトの曲。
今、勉強しているのは、いままでも何度かコンサートでも弾いた「ロンドop.138, D608」
とても愛らしい曲です。
今までは、ヘンレ版で勉強していました。
ドイツものといえば、「原典版ヘンレ」と半ば決まっているようなもので、まずは信用して手に入れます。
もちろん、昔からある多くの作曲家が出版したベーレンライター、ブライトコブフも信頼のできる楽譜出版社ですが…
この度、イングリット ヘブラーさんのCDを聴いていたら、長さも音も違う。
デムス、スコダの連弾も…
ミゲルの先生たちのCDも…
この三者はほぼ同じ出版社らしい。
そこからその楽譜の謎を解くために、あちこち調べ…
シューベルトの初版らしいものを見つけました。
うゎ、CDと同じ…
なぜ、こんなに違うのか…
この曲は、まず、生徒さんのために書いたもので、その時は出版していなかったらしい。
そして、そのあと出版するために手を入れて、ブリリアントな音形や構成を考え直したのかもしれません。
ヘンレ版は、シューベルトの死後に遺作のような形で出版しているので、
もしかしたら、最初のバージョンが発見されて、それを原典版という形で出版したのかも…
などと探偵のようにミステリーを楽しんでいます。
ちなみに初版は、ウィーンのアントン ディアベリ社のようです。
ブライトコブフもほぼ同じ楽譜でした。
今まで、ヘンレ版で弾いていたので、編集されている部分、カットされている部分にビックリしながらも、今までとひと味もふた味も違う、しかも初版で弾けることを楽しんでいます。
大人も子供も仲良し
先日のトリオの研究会もあるけれど、
うちの生徒たちはみんな仲が良い。
コミュニケーションがあるというのかな?
以前から、大人同士で連弾を組んだり、
など、それぞれに個人的にも良い友達となっている。
長い生徒は、もう35年ぐらい家族ぐるみで良い関係を保っている。
最近の仲良し大人たちは「勉強会」なるものをそれぞれのお家を順番に会場にしながら、お茶とお話に花を咲かせているようです。
ピアノも、それぞれ、一応、練習して聴き合って連弾も楽しんでいるみたいです。
子供達も、先日のトリオの後は、
レッスンではお互いモジモジしているのに、
その日の帰りには、もう公園で遊ぶ約束をし、
別のグループも、そこの公園に行ったため、5人ぐらいでかくれんぼをした…とか。
個人レッスンですが、横のつながりがあり、
お互い、なんとなくピアノを通して良い関係を築いている…。
先生にとってはメチャクチャ嬉しいです。
この間は、3歳になりたての子が「イヤイヤ期」らしく、そのあと来た三年生のお姉さんが折り紙や音符の塗り絵を一緒にやってくれたことで、意識がちょっと変わったかな?
楽器の習得は、時間がかかるし、楽しいばかりではないけれど、
励まし合いながら、大変なのは私だけじゃない、
と思いながら、長く音楽と友達でいてほしいな…
というのが願いです。
生徒さんのためのピアノトリオ研究会
ピアノトリオの研究会をしました。
ピアノは一人で弾ける楽器ですが、本当は、一人でアンサンブルをしているのですよね。
なので、本当のアンサンブルをして、バランスの勉強をしてみようと思いました。
前からやりたかったのですが、発表会ではソロも弾きたいし、ということで、なかなか実現できず、やっと…。
子供の部と大人の部に分かれて、それぞれ、一品持ち寄りでこどもランチと、大人ディナー、
少し早いクリスマスも兼ねてのパーティ付き🎄
肝心の演奏の方は、子供たちも初めてなのに堂々とアンサンブルして、ちょっとビックリ‼️
みんなヴァイオリンとチェロと合わせられて楽しかった‼︎と口々に。
またやりたい‼︎という声が聞こえてきて嬉しかったです。
大人も緊張しながらも、素敵に奏でていました。
今回はコンサートではなく、研究会なので、
「テンポはどのくらいにしよう?」
「合図は誰がする?」と演奏者同士で確認し、
そのあとは「ここはこうしたらいいね」とか、
ワンポイント言うだけで演奏も変わってきたのが印象的でした。
色々な可能性があって楽しい‼︎
続けていきたいな、と思いました。朝からずーっと弾きっぱなしのジャスミンとミッツに感謝です💕
フルートとチェンバロのコンサート
尊敬する師匠、加久間朋子先生と段田尚子先生の素敵なコンサート、ありがとうございました。
流石のお二人のコンサートでした。
客席いっぱいの拍手。
真ん中の高畠亜生先生の作品は世界初演で、「陰陽」組曲。チェンバロの絶え間ない動きにフルートが自由に飛び回るように、きっちり楽譜が書いてある、という…
明と暗、この世とあの世、はたまた宇宙の果てまで、お二人の演奏の作曲者の魂の融合を見た気がします。
曲も演奏も素晴らしかったです。
ティータイムにはいつもの友季子さんのお菓子が美味しい❣️と感激の声。
(写真撮り忘れました…)
反省は、私は演奏する側になることが多く、当日のスタッフはお任せしてしまうことが多いので、
スタッフ側になったら、モタモタして、一緒にいてくださったその日の世界初演の作曲家さんに急遽受付やお茶出しを手伝っていただいてしまったり…
まぁ、それが和やかな雰囲気にもなったのですが…
そうそう、そして、フルーティスト段田尚子さんのご主人ホセイン・ゴルバさんは著名なアーティストさん(彫刻家)でいらして、住んでいらしたお国のイタリアはもちろん、葉山や真鶴の庭園にも作品があるようで、いつか行ってみたいと思います。
たくさんの素敵な繋がりに感謝です💕
Oriol Rangel の楽譜 ショップにてダウンロードできるようになりました
先日、マリンバのコンサートで好評だった、ピアノのソロ曲
コロンビアの作曲家 オリオル ランヘルOriol Rangel
” PLELUDIO 1948 "
くすやまホールショップからダウンロード可能となりました。
ランヘルさんの手書きの楽譜から、2ヶ月ほど前にミゲルによって浄書されたものです。
インターネットで検索すると楽譜が出てきますが、ところどころ音が違います。
コロンビアの有名なピアニストも、こちらの楽譜に基づいて弾いています。