ごあいさつ

♪Diary

2019-05-13 13:34:35

そして、もう一つのデュオ

もう一つのデュオは名無しです。



Simonは日本人より日本語が上手なフランス人。
フランス語は話せるそうですが、ほとんど聞いたことがないです。(笑)

去年の5月に初めて長野のコンサートを一緒にすることになり、
チェンバロで連弾したのがご縁。

やはり意気投合し、連弾は何度かしたものの、二台ピアノは今年の1月末に続いて二度目。

日本に来るたびに、
「一緒にやろうよ!」
と言ってくれる天才くん。

MiguelさんもSimonくんも凄い才能の持ち主で、
私は彼らの10倍ぐらい練習をしないと肩を並べられないのですが、
楽しいねー!
と言いながらできる相手がいるのは幸せですし、感謝。

今度弾くプラームスの二台のピアノのためのソナタは、難曲ですが、
重厚で内容の濃い素晴らしい曲です。
「難しいから今回は間に合わないかも…」
と言ったら、
「僕たちならできるよ!」と。

「僕たち」じゃなくて「僕」でしょ?
と言いたかったけれど、何を弾いても難しいのだから、と思い、決定。。。
ピアノ五重奏曲として有名な、あの曲の前のバージョンの傑作です。

モーツァルトは出会った時に初めて弾いた曲をチェンバロで再演。

そして、私たちを合わせてくださった、たのうち恵美さんのチェロとSimonのチェンバロで、バッハのガンバソナタを演奏します。

月曜日の午後の定員20名の贅沢なコンサートです。

是非お出かけくださいませ!
お待ちしております。

2019年6月3日 月曜日
午後2時開演。
くすやまホール
3,500円
2019-05-13 09:39:34

ピアノ デュオの名前

名前は

“Piano Duo Myu”

ヴァイオリンの慶子さんの勧めがあって名付けたのですが、
いろいろ考え、なるべく短いのが良い、ということで。
MiguelとYukoの字から作った単純な名前です。

ミュー ” μ ” はギリシャ語のアルファベットの12番目の文字で、
西洋音楽は12音階からできているので魅力だったし、

漢字で書いたら「美海」って書くのも素敵…

なんてこじつけながら名付けました。

このブログにも何度か登場しているMiguel Sosaさんですが、
彼とはやりたい音楽の方向が同じようで、
お互いに自由に弾いてもなんの違和感もなく、自然に音楽が出来上がっていきます。

もちろん、ここはどうしよう?とか、ディスカッションはしますが…

今までは、私がセカンドを弾く方が落ち着いたのでプリモを弾いたことがなかったのですが、
さすがに大きな男性の膨よかな低音は素晴らしいもので、
私は不慣れなプリモになり、正直、居心地が悪かったのですが、
弾いて行くうちにだんだんプリモが楽しくなってきています。
そして、男性とか女性とか、そういう性別を意識せず、それぞれ音楽家として素直に音楽にアプローチできることにも感謝です。
Miguelさんは大学の関係で秋田在住、私は茅ヶ崎、
まったく物理的に遠いデュオですが、彼は東京の大学も教えていますし、近いうちにくすやまホールで演奏会をしたいと思っています。

お楽しみに…
一番楽しみなのは私たちかもしれません。




山口県でのコンサート


横浜市 ひまわりの郷ホール リハーサル
2019-03-29 21:22:02

学童の子からのお手紙



ピアノ先生へ
4才のときになんでピアノやったんですか?
教えてください。

お手紙もらってとても嬉しくて、
ルンルン気分で封を開けたら…
これ…

お手紙書いてくれたから、
「楽しかった」
とか言ってくれるのかな
と思ったのに、予想外の質問。

かわいい!!!

一人で受けてしまいました(笑)

なんてお返事を書こうかしら?

2019-03-28 09:24:38

発達障害の学童で…

去年、たまたま道で会った友人が何気なく、
発達障害の子たちの学童でピアノを弾いていただけたら…

という話から、
ボランティアでも行きますよー!

で、先日実現となりました。


発達障害のそのクラスは初めてコンサートは初体験だったようです。

小学校一年生から高校三年生までの学童。
奇声をあげたり、落ち着かなかったりするかも…とスタッフは心配していましたし、私も、気に入らなかったらどうしよう!と心配もしていました。

17人という人数だったので、それぞれの子とコンタクトが取れるように、曲の解説などもしました。
みんな曲も静かに聞いてくれました。

頑張ってー!とか、上手だったよー!と言ってくれた子もいて微笑ましい!

3曲目の途中からみんなの集中力切れたような気配がしました。
でもそのあと、体験を入れたのでよかったです。

子供達に1つの音を四分音符で弾いてもらって、私が即興で伴奏するというもの。
グループごとに調を変えて弾き、みんなもノリノリ。
弾きたい子はハイ!ハイ!と手を上げて2回も弾いた子もいるし、弾きたいのに恥ずかしがってる子も…。

最後に、同じ曲でも違う音から始めると雰囲気が変わるよ、と、「蝶々」をいくつかの調で弾いたら、ホントだーー!って。
びっくりした顔が可愛かったです。

そのあとディズニーメドレーを弾いておしまい。

とっても楽しかったー!と口々に言ってくれてホッとしました。

そのあとはサイン会(笑)

朝から楽しみにしていたコンサートだったらしく、無事に終えてスタッフもホッとしてました。

コンサート後も、いろいろな子達とお話ししたりしましたが、発達障害、と言われても、どこがそうなのかわからない子も多く、どこで線引きするのでしょう。
素直で可愛い子達ばかりでした。

「障害」という言葉が残ります…。

みんなが助け合って生きていかれる世の中になってほしいですね。
文化会館の練習室が会場でした。
2019-03-24 16:47:05

8年目の3月11日

今年は初めて、311の日に東北に行きました。
石巻の観光協会の主催のコンサートでした。

この辺りで大切な人を失っていない人はいないのよ…

この重みのある言葉…


献花

作曲家、クラリネット奏者、声楽家2人、そしてピアノの私…
2時44分にサイレンが鳴り黙祷。
46分からコンサートが始まりました。

津波の後、まだ復興中の街の中…
そこの一角に昨年9月に新しく建てられた「かわまち交流センター」は、
初めて沢山のお客様を迎えたそうです。

聴いてくださる方たちの目には涙が光り、私たちもそこで演奏させていただく重さを感じながらのコンサートでした。

世界から集められた5×5の布たちも掲げられて、想いが一つに重なったような場となりました。




翌日に訪れた大川小学校は見るも無残な姿で残っていました。
お坊さん3人が般若心経を唱えていました。
裏山に逃げたら助かったのに…
とは思うものの、とっさの判断は難しいですね。
1人、おじいちゃんが「何かあったら山に逃げろ!」の教えを守り、列から離れて、その子だけ助かった、という事実は、いろいろ考えさせられます。
先人の教えは素晴らしいのだ、と思いました。





どうか、それぞれの魂が、それぞれのところで安らかでありますようにお祈りするばかりです。