ごあいさつ
♪Diary
国宝
やっと観に行かれました。
とても良い映画と言われていたのに、
なかなか、上演時間と私の時間が合わなくて。。。
やはり、日本の芸事というものは、世襲制というのも色濃く、
とてつもなく厳しく、泣き事など行っていられない世界ですね。
この映画は、歌舞伎の世界に育った子と、
歌舞伎の大御所の見立てにより、とてつもない才能があると家族を押し切ってその世界に招き入れられた子。
二人の友情と悲劇を描いたものですが、
それは芸を習得することもそうですが、
その世界の厳しさ、理不尽さ、
いろいろな苦しみや、文字通り血を吐くような思いをしながら、
生きていく様子にハラハラしながら観ました。
映画に行ったらポップコーンを買い込んで・・・
というのも好きな私ですが、
なぜか、その日はポップコーンは買わずに、飲み物だけ持って入りました。
1シーン、1シーン、どこを切り取っても集中して見なければならないほど、
隙間なく迫ってくるシーン。
飲み物さえ、飲めなくなるほどのめり込んで観ました。
洋楽の世界も、血の滲むような努力をしている方はいらっしゃいますが、
「この家に育ったから音楽家になる」という方もいらっしゃるでしょうが、
やってみようかな〜?から入る人が殆どで、
嫌なら辞めちゃう。
面倒くさいから練習しない。
練習しないから弾けるようにならなくて辞めちゃう。
精神の鍛えられ方が違うな〜
といろいろ考えさせられました。
映画が終わったらユニクロに行こうかな〜
と思っていたのですが、
あまりに圧倒されて、静かにお家に帰りました。
ピアノトリオと誕生日
前日の疲れを振り切って、
朝8時から2人レッスンして、教会に行き、
午後は、ピアノトリオのレッスン。
曲はピアノがかなりの技術を要する、
メンデルスゾーンのピアノトリオ第一番の4楽章。
10/26の茅ヶ崎市の文化祭で弾くべく、アマチュア3人頑張ってます。
なかなか良い感じになってきました。
一時は、私もこの曲はよく演奏会で弾いていたのですが、
最近はあまり弾く機会がなく、
でも、演奏でなく、指導する立場として、スコアで全部のパートを
客観的に見ることで、新しい発見があり、とても良い勉強になっています。
そして、このレッスンの後は、
ヴァイオリンのジャスミンが9/15、彼女の仲良しが9/19、
私がこの日9/14が誕生日で、合同パーティーをしました。
ジャスミンのご両親と犬のタオくんも参加。
賑やかでした。
うちの猫のマサラは初めて犬と会い、
怖がりもしなくて面白かったです。
犬のタオも興味津々…
私の年がわからない、とケーキのロウソクは、
9/14の14でした(笑)
歌の伴奏、約40曲 ^^;
歌の発表会の伴奏をお頼まれしました。
6月末頃から、ぽちぽち楽譜が送られてきて、
だんだん積み上がっていく楽譜…
オペラ、日本歌曲、バロック、ミュージカル…
様々なジャンル…
一曲は5分ぐらい、
ササっと通せば単純計算で3時間ちょっと…
でも、練習はそうはいかない。
譜読みの時は、込み入ったものは
一曲につき30分から1時間以上かかるものもあり…
もちろん、初見で済むものもあるけれど…
だんだん息切れしてきて…笑
今日は、その発表会の先生との打ち合わせでした。
私の解釈がどうなのかドキドキ。
まぁまぁの感覚で終わりましたが、
来週はそれぞれの生徒さんとのリハーサル。
翌週本番…
しっかり練習して煮詰めなければ…
11月末の、日本画家、内山徹さんとの
コラボコンサートの練習にも向き合わなければ♪
これはピアノソロなので、もっと時間がかかります。
直ぐに結果が出るものではないので、
地道に少しずつ…♡
連弾 シューベルト ロンド ニ長調
連弾には欠かせないシューベルトの曲。
今、勉強しているのは、いままでも何度かコンサートでも弾いた「ロンドop.138, D608」
とても愛らしい曲です。
今までは、ヘンレ版で勉強していました。
ドイツものといえば、「原典版ヘンレ」と半ば決まっているようなもので、まずは信用して手に入れます。
もちろん、昔からある多くの作曲家が出版したベーレンライター、ブライトコブフも信頼のできる楽譜出版社ですが…
この度、イングリット ヘブラーさんのCDを聴いていたら、長さも音も違う。
デムス、スコダの連弾も…
ミゲルの先生たちのCDも…
この三者はほぼ同じ出版社らしい。
そこからその楽譜の謎を解くために、あちこち調べ…
シューベルトの初版らしいものを見つけました。
うゎ、CDと同じ…
なぜ、こんなに違うのか…
この曲は、まず、生徒さんのために書いたもので、その時は出版していなかったらしい。
そして、そのあと出版するために手を入れて、ブリリアントな音形や構成を考え直したのかもしれません。
ヘンレ版は、シューベルトの死後に遺作のような形で出版しているので、
もしかしたら、最初のバージョンが発見されて、それを原典版という形で出版したのかも…
などと探偵のようにミステリーを楽しんでいます。
ちなみに初版は、ウィーンのアントン ディアベリ社のようです。
ブライトコブフもほぼ同じ楽譜でした。
今まで、ヘンレ版で弾いていたので、編集されている部分、カットされている部分にビックリしながらも、今までとひと味もふた味も違う、しかも初版で弾けることを楽しんでいます。







