ごあいさつ

♪Diary

2023-09-24 22:12:00

わからないから練習して来なかったよ・・・

「じゃ、いっしょに練習しよう!!」

 

これが私の最近の答え。

 

私が学生の頃は、「練習しない=悪いこと」でした。

自分が頑張っていたし、練習しないことへの罪悪感を持っていたから。

 

練習しなくて上手になれるはずはないけれど、一人で頑張らなくてもいいんです。

わからなかったらわかるまで一緒にやればできてくる。

 

音大出身やピアノが上手なママは、練習していかないと先生に申し訳ないと思ってお家で厳しくなったりします。

音の間違えもわかるし、音楽的にもいろいろもどかしいらしいし。

わからないところは教えてもらえる反面、いろいろ言われるのがが苦痛でピアノが嫌いになっちゃったりします。

 

親御さんが音楽を全くしない場合には、教えてあげることもしないし、その子は一人でやらなければならない。

レッスンでわかったつもりでもお家に帰ってわからなくなっちゃったりすると、

誰も頼れないし、次のレッスンまで困ってしまうことになります。

それでも、それなりにお家で悩んではいるらしく、次のレッスンではできるようになる。

結局のところ、自力でなんとかしようとしているのが実力になっているな、と褒めてあげたくなります。

 

音楽をして来なかったけれど、興味のある親御さんは、子供と一緒に勉強して、

親子の良いコミュニケーションも取れているので、素敵です。

 

その子その子、それぞれの環境があり、やりかたもいろいろですが、音楽が好きでいてほしい願いは変わりません。

なにが上達させるか、と言ったら、やはり「好き」でいること。

 

音楽が好き、ピアノが好き、先生が好き・・・

いろいろな「好き」がありますが、興味、好奇心、環境がそれを育てていくのでしょうね?

 

忙しすぎて、全然練習もできないOLさんがいらっしゃいますが、

彼女は二週間に一度レッスンでピアノを触るだけ。

それでも、ピアノが大好きで、紙一枚ずつの積み重ねですが、ショパンやリストの曲が弾けるようになったりして、驚きました。

私としては練習しないでレッスンだけにいらっしゃる生徒さんは今までいなかったので、実験をしているような感じでした。

でも、やらなければそれまでですが、やればそれなりの成果が出るということを彼女のお陰で学びました。

 

生徒さんと接していると、たくさんのことに遭遇して、たくさんのことを学びます。

そして、私も今、パイプオルガン初心者であるため、頑張ってもうまくできない人の気持ちもとてもよくわかります。

 

でも、やらなければ先にも進めないし、「希望」は行動が伴って「現実」になっていくのだな、と感じます。

IMG_7021.jpg

2023-08-26 21:44:00

「くすやまホール写真館」オープンしました

2023-08-13 20:38:00

無事、連弾のコンサート終了

Dancing 連弾のコンサートが無事に終わりました。

満員御礼で、お客様も一生懸命聴いてくださって、とても幸せなコンサートでした。

 

IMG_9358.png

 

みなさん、、、

元気そうで良かった。

生きていて、ピアノがまた弾けて、また聴けてよかった。

と仰ってくださり、

私もとても幸せな時間でした。

 

パートナーのミゲルも、退院したときからずっと気遣ってくださって、とても有り難かったです。

その、彼の編曲したシューベルトのソロ曲の連弾バージョン、

そして、後半のラグタイム、タンゴ、軽いノリのもの、ワインが飲みたくなるような曲、

いずれも、とても好評で、お客様に沢山褒めていただきました。

今度は、それらを集めた「アンコールアルバム」を出版予定です。

 

IMG_6818.jpeg

 

IMG_6819.jpeg

 

12月に私の尊敬するチェンバロの師匠のコンサートを企画していますが、

それまでは、くすやまホールも少しお休みして、

また、次の企画を考えたいと思います。

 

これからもよろしくお願いいたします。

 

IMG_9352.jpeg

2023-07-05 16:44:00

うそのような、ほんとうの話

こちらの日記は、またもや更新せず、ご無沙汰していてごめんなさい。

 

私の周りのたくさんの方には、びっくりさせ、ご迷惑をおかけしました。

去年の腸閉塞の入院に続き、今度は、急性大動脈解離による緊急手術でした。

その日はコンサートの日でした。

 

74EA5745-4A74-40CE-85BE-AEC4C36E733B.jpeg

 

 

二日間のコンサートで、二日目に起きたのです。

二曲目のスカルラッティのソナタをタブラと一緒に弾いているとき、

少し呼吸が苦しくなり、それでも気を取り直して弾こうとして気を失ったようです。

 

弾いている最中だったので皆さん驚かれ、

それでも、救急車をすぐ呼んでくれて、10分以内に到着し、

翌日ICUで目を覚ましたときは頭はとてもスッキリしていました。

 

これ、きっと一人だったら、ちょっと横になって、そのうち時間が経って

死んでいたでしょう。

運転中でもなくてよかった・・・

 

でも、どこまで弾いたのか、なにも弾かなかったのか、

そのあとどうなったのか?

(後半はシタールとタブラの即興演奏だったので、コンサートとしては私がいなくても大丈夫だったのですが)

 

本当に、狐につままれたような感覚でした。

 

一ヶ月前には、同じ症状で、親友が亡くなり、ショックを受けたばかり。

 

まさか、私が、心臓?

 

血圧も高くないし、そんなに太ってもいない・・・

ま、さすがにここまで生きてきて血管も古くはなっていますが。

 

本当にわからないものです。

 

でも、ラッキーなことに10日で退院でき、

一ヶ月後の外来受診では問題なし、ということでした。

 

でも、さすがに、血圧が低過ぎてフラフラしたり、

体調も安定しない日も多いですが、

少しずつ戻ってきている気がします。

 

やっとピアノにも集中できるようになってきたし、

返していただいた・・・?というか、

もう一度生まれ変わった「命」を大切に生きたいと思います。

 

きっと主人が、「まだこっちに来るのは早いよ、

まだ、やることが残っているでしょ?」

と戻してくれたのでしょう。

 

また、いくつかの本番をキャンセルしてしまいましたが、

その中の一つ、Miguelさんとの連弾は8/6(日曜日)に決めました。

丁寧に弾いていきたいと思います。

このことについてはまた書きます。

チラシだけ載せておきますね。

 

お世話になった方々、たくさんのお見舞いを頂いたり、

メールやメッセージなどもありがとうございました。

 

2023-08-06-v.4..jpeg

2023-04-26 19:11:00

二十絃箏と管弦楽ための交響的エグログ ピアノリダクション YouTube

2023年1月にくすやまホールで収録した

伊福部昭 作曲 「二十絃箏と管弦楽ための交響的エグログ ピアノリダクション」 二十五絃箏 高橋はるな ピアノ 楠山裕子

 

オーケストラにするためのスケッチをピアノのスコアで下書きしたのだと思われる楽譜。

オーケストラを聴くと、とても深く、音も厚い。

それをピアノで表現するのはなかなか大変でしたが、

その前に、手書きの楽譜を判読するのにも時間がかかり、

弾けるようになるのかしら?と不安な日々もありましたが、

音を足したり、響きを工夫していくうちにだんだんハマってきて、

愛おしくなってきました。

はるなさんの二十五絃箏の素晴らしいテクニック、華やかさに圧倒されながらも

充実した練習、合わせの日々でした。

とても楽しい収録でした。

https://www.youtube.com/watch?v=8RtGsJ60mC8&t=401s

 

C43D989D-67C8-4580-B5B0-C95411325366.jpeg

左が二十五絃箏、右は、いわゆるお箏、と言われる十三絃箏。

 

今度は、伊福部先生の代表作、映画「ゴジラ」も

二人の二十五絃箏者とピアノで演奏する予定です。

まだ、細かいことは未定ですが、そちらも楽しみです。

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 ...