ごあいさつ
♪Diary
素敵なコンサートでした
「フラウト・トラベルソとヴィエールとチェンバロと」
ほんとうに素晴らしいコンサートでした。珍しいヴィエールは、今まで散々書いできましたが、
もちろんのこと、
フラウト・トラベルソも世界に30本しかないという1700年代のオリジナルなど含め4本をご披露くださり、
それぞれの音色が歴史を語っているようで、まだまだ現役の楽器にうっとり。
チェンバロは、といえば、巨匠が弾き込めば、生き生きとした艶のある音になり、デュフレの「メデー」などは、文字通り怨念と怒りと炎がほとばしるような表現が実現し、私の楽器と思えないような感動を覚えました。
(コンサートの後弾いてみたら、眠りから覚めた高貴なお方のような音にビックリしました。いかに私が弾きこんでいないか反省しました💦)
昼の部は、くすやまホールでは珍しい雨となり、
お客様にはお気の毒でしたが、それでもみなさまの感動はなかなか冷めやらず、
それぞれの楽器についての質問も飛び交い、熱く濃い時間となりました。
休憩時間の友季子さんのお菓子も大好評(また写真撮り忘れました)
時々いらしてくださる盲導犬のアンジュちゃんも堪能していました。
音楽が好きみたいです。
たくさんの皆様、ありがとうございました。
国宝
やっと観に行かれました。
とても良い映画と言われていたのに、
なかなか、上演時間と私の時間が合わなくて。。。
やはり、日本の芸事というものは、世襲制というのも色濃く、
とてつもなく厳しく、泣き事など行っていられない世界ですね。
この映画は、歌舞伎の世界に育った子と、
歌舞伎の大御所の見立てにより、とてつもない才能があると家族を押し切ってその世界に招き入れられた子。
二人の友情と悲劇を描いたものですが、
それは芸を習得することもそうですが、
その世界の厳しさ、理不尽さ、
いろいろな苦しみや、文字通り血を吐くような思いをしながら、
生きていく様子にハラハラしながら観ました。
映画に行ったらポップコーンを買い込んで・・・
というのも好きな私ですが、
なぜか、その日はポップコーンは買わずに、飲み物だけ持って入りました。
1シーン、1シーン、どこを切り取っても集中して見なければならないほど、
隙間なく迫ってくるシーン。
飲み物さえ、飲めなくなるほどのめり込んで観ました。
洋楽の世界も、血の滲むような努力をしている方はいらっしゃいますが、
「この家に育ったから音楽家になる」という方もいらっしゃるでしょうが、
やってみようかな〜?から入る人が殆どで、
嫌なら辞めちゃう。
面倒くさいから練習しない。
練習しないから弾けるようにならなくて辞めちゃう。
精神の鍛えられ方が違うな〜
といろいろ考えさせられました。
映画が終わったらユニクロに行こうかな〜
と思っていたのですが、
あまりに圧倒されて、静かにお家に帰りました。
また、嬉しいこと
4歳からレッスンに来たHくん、
最初は挨拶できない。
落ち着きがない、
お家に帰りたい、と泣く。
ピアノ弾きたくない、と泣く。
これ、どうするんだろう?
と悩む親と私。
小さい子はみんなそうなのですが、
せめて、挨拶しようよ。。。
でも、固まってできない。無理強いは良くないので、しばらくはママと一緒にご挨拶。
でも、ピアノに来るのが嫌なわけじゃないのはわかる…
あちらもかなり強情。
ある時、何かのタイミングで、バトルが始まった。
Hと先生の対決(笑)
私は怒っているわけじゃない。
なんで挨拶したくないのかなー?
なんでピアノに来たのに、弾かないのかなー?(これは小さい子にはありがち。)
ママは「来週まで考えて来ようか…」
でも、また次も同じことになるから、今、考えよう。
発表会も迫っているからピアノも弾かなきゃいけないけれど、
ここが解決しないと彼は変わらないので…
子供でも、1人の人間。
話してわからないことはないはず…
などとしているうちに、何かが起こった…
そこは私も思い出せないのだけれど…
たぶん、私が彼のために何かしたのだと思う。
次の瞬間、彼の口から
「ありがとう」
の言葉が出た。
「どういたしまして。。。」
彼も、ママも、私も、
その瞬間びっくりして空気が止まる…
そして、それを発した彼は大声で泣き出した。
ママも泣いた。
私も涙が出てきた…
本人が自然に発した
「ありがとう」
…..
翌週から、
彼は挨拶するようになった。
沢山笑うようになった。
ピアノにも向かうようになった。
そこから半年経った今、
Hくんのレッスンは充実している。
もうすぐ6歳。
ドリルが終わった時点で
ノートに変更。
ト音記号を書いて、音を聴いて楽譜に書きとる。
書いたものを歌う。
ピアノでは楽譜も読めるようになり、音の長さもわかるようになり
(まだ、四分音符、二分音符、全音符だけ
とても充実したレッスンになりました。
でも、今日、
「早くお家に帰りたい」
というので、
「そんなにここにいなくないのー?」
と悲しそうにふざけて言ったら、
LEGOにハマっているらしく、
車の中に置いてあった作品を見せてくれました。
なかなか凝った作りでした。
LEGOがやりたくても、ピアノの時間は切り離して考えられるのだなー、
とちょっと感激してしまいました。
大人でも子供でも
「小さな成功体験」が自信につながるのかもしれませんね。
ピアノトリオと誕生日
前日の疲れを振り切って、
朝8時から2人レッスンして、教会に行き、
午後は、ピアノトリオのレッスン。
曲はピアノがかなりの技術を要する、
メンデルスゾーンのピアノトリオ第一番の4楽章。
10/26の茅ヶ崎市の文化祭で弾くべく、アマチュア3人頑張ってます。
なかなか良い感じになってきました。
一時は、私もこの曲はよく演奏会で弾いていたのですが、
最近はあまり弾く機会がなく、
でも、演奏でなく、指導する立場として、スコアで全部のパートを
客観的に見ることで、新しい発見があり、とても良い勉強になっています。
そして、このレッスンの後は、
ヴァイオリンのジャスミンが9/15、彼女の仲良しが9/19、
私がこの日9/14が誕生日で、合同パーティーをしました。
ジャスミンのご両親と犬のタオくんも参加。
賑やかでした。
うちの猫のマサラは初めて犬と会い、
怖がりもしなくて面白かったです。
犬のタオも興味津々…
私の年がわからない、とケーキのロウソクは、
9/14の14でした(笑)