ごあいさつ
♪Diary
新春コンサートの打ち合わせ
気が早いようですが、コンサートをするには仕込みに時間がかかります。
今年のお正月に、着物を着て私もお箏を弾く
というコンサートをする予定が、
突然の緊急事態宣言により延期したこともあり、
来年は実現したい思いもありました。
最近ご一緒させていただいている佐藤康子さん、
ゲストに、人形遣いの黒谷都さんをお迎えして
なにか面白いものをしようとしています。
都さんの、市松人形を扱うパフォーマンスは
本当に息を呑むような素晴らしい舞台なのですが、
それは次回のお楽しみにして、
今回は、お正月らしい素敵なことを考えてくださるようです。
楽しみです。
日にちは2022年
1月22日(土)16:00
1月23日(日)14:00
の2回公演に決まりました。
打ち合わせの前にちょっと海まで…
風が強い日でした
江ノ島を臨む
チェンバロによるレクチャーコンサート
次なるくすやまホールのコンサートは、
加久間先生チェンバロ.pdf (16.42MB)
敬愛する我が師、加久間朋子先生のチェンバロです。
経歴はチラシにありますが…
とにかく魅力的な方です。
生徒から見た先生。
レッスンに行くと…
先ず、音色をとても大事にされます。
一般にチェンバロでは不可能とされているデイミヌエンド(だんだん小さく)などを可能にすべく
鋭い耳でタッチを指摘され、アーティキレーション、フレーズの取り方なども細かく、
諦めず、丁寧に教えてくださいます。
レッスン中に弾いてくださる先生の演奏は、
本当に納得させられるような、そして、本当に素敵です。
そして、演奏のレッスンとは別に、同じ門下生と一緒に、
ルネッサンスからバロック時期の歴史的背景と、
それと隣り合わせに発達してきた音楽、そして、
それぞれの国の持つ音楽の性格など講義していただいていますが、
加久間先生の頭の中はどれだけのものが詰まっているのだろう、
と思うほどの多大な情報量なのです!
また、それが面白いのです!
かと思うと、バロックの通奏低音の数字譜(ジャズのコードのようなもの)で
ロックを弾いてしまったり…
美味しいものとビールは欠かせなかったり…
素敵な人間味あふれる正統派チェンバリストさんです。
きっと興味深いお話と素敵な演奏で、心に残るひとときをお過ごしいただけると思います。
今回も、お席数を半分にしての開催ですが、どうぞお楽しみに~♡
連弾のコンサート終了しました
二日間にわたるコンサート終了。いつもながらの半数にしての開催。
2日目は末期癌の方がいらしてくださいました。
ずっとおうちでどこにもいらっしゃらなかったらしいのですが、
音楽がお好きということで、私の友人に誘われていらっしゃいました。
いつもより長いコンサートだったので、いつでも退出できるように、
アイコンタクトしながらのコンサートでした。
ところがその方は目が合うとニッコリしてくださり、
大丈夫ですよ、とうなずかれ、一度も退出なさらず、
とても良かった、良いコンサートだった!
と誘われた方に喜びを語ってくださったらしく…
奥様も何度も喜びのメールを友人にしてくださったそうです。
嬉しかったです。
ご近所のハイソなおばぁさまは、
「今、どこにも行けないけれど、こんな近くで音楽が聴ける、って幸せ!!
ユウコちゃん、ありがとねー!
ここで音楽聴くと、血液の流れが良くなったようにスーッとするのよー!!」
音楽していてよかった!と思う瞬間です。
まだまだこれからもっと精進しなければ!です。
シューベルトは本当に素晴らしいです!
ファンタジーは紛れもない傑作ですが、
今回初めて弾いたロンドはなんとキュートで優しいのでしょう!
弾きながらうっとり幸せになります。
コロンビアダンスvol.2はあと5曲書いたら出版します。
Vol.2のほうがテクニック的にも音楽的にも
ミゲルさんの音に対する要求が強くなっている感じがします。
躍動感があって好評でした♪
アンコールにお筝のコンサートで皆さまのお気に入りだった
ミゲル ソーサ作曲のBy the sea連弾版を弾きました。
初めての本物の作曲者の演奏に、またすすり泣きが聴こえました。
ミゲルさん、照れていましたが・・・
次は出版記念コンサートになるでしょう。
ありがとうございました
6月 新しいコロンビア舞曲を初演します
202106colombia.pdf (3.87MB)
去年から本格的にDUOを組んで勉強しているミゲルさんと私。
約一年経ちましたが、
連弾というものがこんなに深いものだと、合わせるたびに発見があります。
一人で弾くより音がたくさんあって華やかだし、楽しいし、
遊び感覚が強いと思っていましたが、
一台のピアノを4本の手で操ることの色彩、タイミング、
弦楽四重奏を思わせるそれぞれの声部のレイヤーのバランス。
奥が深いです。
そして、音楽性やタッチが違うと、音楽自体も完成には遠いですが、
やりたいことが似ている、出したい音が同じ方向を向いていることが嬉しいです。
こんなに演奏しやすい連弾は初めてです。
生まれも育ちも、言葉も、性別も違うのに、不思議です。
今回は、
シューベルトの可愛らしくキラキラしたロンド
やはり、連弾では欠かすことのできない、傑作とされているシューベルトの幻想曲。
ミゲル ソーサ編曲のコロンビア舞曲集。
(すでに出版済の第一巻から数曲と、新しく第2巻に入れる数曲の初演。)
最後に、これも連弾では重要なレパートリーにドヴォルザークのスラブ舞曲から。
6/5土曜日、6/6日曜日
それぞれ14時開演、くすやまホールです。
コロナのためいつもの半分の座席数ですが、楽しんでいただきたいと思っています。
(詳細は右上のボタンからくすやまホールのページでご確認くださいませ・・・)
コロンビア舞曲集は、コロンビアの国でもそのまま演奏できる状態の楽譜はいままでなかったそうで、
それを卒論のテーマにしたものがネット上にあったらしいのですが、
相当に細かく調べられているものの、やはり完全な楽譜は存在しないようです。
(メロディとコードネームの曲集はありますが。)
ミゲルさんはYouTubeなどで聞伝えで演奏されているものを聴き、
それを楽譜に起こして、編曲しています。
その作業の早いこと!!
きっとコロンビアの財産になるでしょう。
コロンビアの先生も応援してくださっています。
彼がコロンビア舞曲を連弾にしたのは、リズムが複雑で伴奏型とメロディラインが全く違うので、
一人でそれを表現することはとても難しいため、連弾という形になったそうです。
とても興味深い取り組みで、私もとても楽しみです。
お聴きいただけましたら嬉しいです ~♪
鍵盤楽器勢揃いの日
4/25.幸せな気持ちでコンサートが終了しました。
フォルテピアノが我が家に仮住まいして40日余り。
どうしてもこの姿と音をお伝えしたくて無謀にも企画してしまったコンサート…
クラヴィコード、チェンバロ、フォルテピアノ、現代のピアノの弾き比べをさせていただき、時代とともに変化してきた鍵盤楽器を少しお伝えできたのなら嬉しいな、と思っています。
アンケートも書いていただきましたが、好きな楽器はもちろんそれぞれ。
でも、思ったのは、作られた時代の楽器で弾くのがしっくりくる、ということ。
当たり前と言えば当たり前でしょうが、私たちが現代のピアノで古典派以前を弾く時に苦労していることが、当時の楽器で弾くと腑に落ちるのです…。
今回苦労したことは、4種類の鍵盤楽器はタッチがまるで違う、ということ。どれかを練習しすぎると、どれかが弾きにくくなり、それもまた興味深い要素でした。
でも、そういえば、チェンバロを始めた頃、こういう演奏会をすることを夢見ていたことを思い出しました。
また、昨日は緊急事態宣言が出てしまったその日でした。(茅ヶ崎は出ていませんが)人数を半分以下にしてのコンサートでしたが、二公演とも満員御礼で、とても興味を持って聴いてくださったこと、とても感謝いたします。
そして、今回、モダンのピアノと、古楽器、それぞれおニ人の調律師さんにお世話になったことも感謝です。
ありがとうございました。
夕方の公演の時、盲導犬アイジュちゃんが一番前でリラックスして聴いてくれていたのも嬉しかったです。