ごあいさつ
♪Diary
2016-06-29 01:27:00
昼の部は完売、夜の部もあと僅か!
来たる7/3
彼 山田耕筰 と 彼女 貞奴
お席が無くなりそうです。
我が家とは家族のように、そして私の母のような存在の嘉枝子さんのお父様の大叔母様が貞奴、
という、信じられない事実は、
このコンサートを企画するときには知らなかったのですが、
山田耕筰の作品のことしか頭になかった私には衝撃的で、
その後、貞奴について調べ始めました。
あの時代、アメリカに渡ったり、
1900年のパリの万国博覧会に行った時、
パリでは美しく艶やかな貞奴と、着物に魅了され、
ジャポニズムが沸き起こり、
ピカソ、モネ、ロダンは彼女をモデルにしたがったし、
作曲家ドビュッシーも彼女の演技を絶賛し、
プッチーニの「蝶々夫人」も、彼女が居たから作品が生まれたとか…。
ピカソが描いた貞奴
彼女の着物姿から、ガウンもできたそうな…。
そういえば、ガウンは着物みたいです。
私達が「おじいちゃま」と呼んでいた嘉枝子さんのお父様は、
学習院が馴染まず、茅ヶ崎の貞奴の家に住み、
茅ヶ崎第一中学校(主人が卒業した中学。加山雄三、サザンの桑田くんとか、尾崎紀世彦とかも卒業)
に通い、そこから一高、東大に行ったそう。
貞奴にアメリカ製の自転車を買ってもらって得意そうに乗っていらしたとか。
現在自転車王国の茅ヶ崎で自転車に乗った最初の女性は貞奴だとか?
遠い世界が、こんなに近かったなんて、
この演奏会を企画しなかったら、まだ知らなかったかもしれません。
山田耕筰にしても、こんなに沢山の器楽曲に触れることができ、
以前にもまして尊敬する作曲家となりました。
そして、地域の沢山の方との交流も広くなり、
私も茅ヶ崎の人になったなぁ、と感じるこの頃です。
7/3は有意義な演奏会となるでしょう。
楽しみです。