ごあいさつ

♪Diary

2016-02-04 21:13:03

ベートーヴェンチェロソナタ全曲とともに終了

1/31に、第一回目、
くすやまホールでの
ベートーヴェンチェロソナタ全曲とともに、
の演奏会が終わりました。

なかなか書けず、
アップが今頃になってしまいました。

たくさん合わせていただき、
たくさんお話しさせていただき、
時には、茅ヶ崎市立美術館に行ったり、貴重な時間を過ごさせていただきました。

演奏の仕事は、よく、
合わせが何回で本番何回、
というような練習の決め方をしたりするのですが、
安田先生は、時間があればあるだけ、
細かい部分まで、お互いの意思を尊重しながら楽譜を読み直す作業を繰り返してくださいました。
本当に真摯に音楽と向き合う方です。

世界の著名な方と演奏をしていらっしゃる方なので、私など、やはり気後れするのですが、
「演奏は二人で創り上げるものだから」
と、私との時間を大事にしてくださいました。

次の週には、新富士で、ベートーヴェンの全曲演奏会の二夜あるうちの一夜が催されたのに、
(ソナタ3曲、ヴァリエーション一曲?)
いつ練習なさっていたのでしょう?

前日には、今まで使ってきたヘンレ版の楽譜から、突然ベーレンライター版にかわり、
(取り寄せたら、前日に届いてしまったので…)
音を出してみたいと仰り、
急遽、その楽譜で演奏することになり、
普通ならあり得ない、かなりな冒険でしたが、結果的には良かったような気もします。

楽譜が変わると、譜面づらも変わるのでとてもこわいのですが、
沢山練習していたので、
アーティキレーションを確認しながら演奏できました。

版によって記譜が違うので、どの楽譜で演奏するかで仕上がりも変わります。

本番も、反省は沢山ありますが、
やってきたことがそのまま演奏に繋がったと嬉しく思っています。

まだまだ未熟ですが、
主人もルナもらいなくなってしまった今、
寂しいけれどピアノに向かう時間、
自分と向かい合う時間もできたわけで、
この、飛躍のサル年に、一歩前進できたら、と思うこの頃です。

いらして下さったお客様、
お手伝い下さった方々、
本当にありがとうございました。