ごあいさつ
♪Diary
連弾週間が終わりました
くすやまホールでの二日間、魚沼での大ホールの充実した響き。
それぞれ、違った醍醐味があり、とても良い勉強になりました。
暗いニュースも聞かれる中、最初に「ウクライナ国歌」を弾かせていただきました。
ミゲルさんが編曲した連弾バージョンのウクライナ国家はとても美しかったです。
そして英語で
「ウクライナの兄弟姉妹、芸術家たちに心からの支援の気持ちを込めて演奏します」
と一言コメントをしてから演奏させていただきました。
その後のバッハ「神の時こそ、いと良き時」は
さすがにシーンとなりました。
とても美しすぎて涙を誘うような素敵な曲です。
シューベルトのロンドは2度目の本番でしたが、
出だしの可愛らしさから二転三転、しかも微妙な転調が繰り返され、
その設定を処理するイメージが二人の間にできたので、
とてもたくさんの旅行をした気持ちになりました。
そして、前半最後のブラームス のワルツ。
これは、私が高校生の頃、ソロバージョンで勉強するように言われ、
なかなかうまくいかず、挫折した曲です。
だから、今回も提案された時、正直、弾きたくないな〜、と思っていました。
もともとブラームスが連弾用に書いたので、やはりソロは無理があるのですね?
出版社は売れるようにブラームス にソロバージョンも書かせたらしいのですが、
どうも、ブラームスも、ソロバージョンは好きではなかったそうで・・・
今回、その謎が解けました。
なんと良い曲!!!(笑)
美しさと、激しさと、哀愁と、色気と、それぞれ素敵な16曲です。
後半のコロンビアダンスはミゲルさんが昔の録音の音を拾って、
全てアレンジしたものです。
ノリノリの曲からしっとりしたものまでの、書き下ろしの二巻から10曲弾かせていただきました。
お客様も踊りたくなった、とおっしゃってくださり、
私たちがダンスしているように見えた、とコメントしてくださいました。
4つの手でダンス(くすやまホール)
英語が話せたらいいな〜、と思っていた私が、なぜか通訳しています。不思議。
くすやまホールでは二カ国後話すと長くなると思って、
ちょっと少なめに訳したら、アンケートに
もっと思い切って通訳してほしい、と書かれてしまったので、
魚沼では全部訳しました。
時々、ミゲルさんが日本語をしゃべってしまい、通訳して、という顔をしたので
「それ、日本語!」と言ったら、会場が笑いに包まれました。
真紅の薔薇の花、くすやまホールを活気あふれるものにしてくれました。
トンネルを出たら雪だった。そのままでした。
リハーサルの日の午前中、会館の館長さんが、お茶席を用意してくださいました。
魚沼は4月3日まで雛祭りだそうです。
そして当日
本番前の差し入れ。ありがとうございました。
大好きなホールと大好きなベヒシュタインのピアノ。
これが弾きたくて♡
ふめくりは諸橋茉奈ちゃん。完璧でした♡
一度ピアノを仕舞いかけたのに、写真のために、またセットしてくださいました。
帰り道、新幹線で帰る手前、八海山が美しかったです。
今度はいつ行かれるかな〜? 魚沼。。。
私たちの連弾は魚沼で始まったので、原点のような感じがしています。