ごあいさつ

♪Diary

2025-09-30 07:57:00

国宝

やっと観に行かれました。

とても良い映画と言われていたのに、

なかなか、上演時間と私の時間が合わなくて。。。

 

やはり、日本の芸事というものは、世襲制というのも色濃く、

とてつもなく厳しく、泣き事など行っていられない世界ですね。

 

この映画は、歌舞伎の世界に育った子と、

歌舞伎の大御所の見立てにより、とてつもない才能があると家族を押し切ってその世界に招き入れられた子。

二人の友情と悲劇を描いたものですが、

 

それは芸を習得することもそうですが、

その世界の厳しさ、理不尽さ、

いろいろな苦しみや、文字通り血を吐くような思いをしながら、

生きていく様子にハラハラしながら観ました。

 

映画に行ったらポップコーンを買い込んで・・・

というのも好きな私ですが、

なぜか、その日はポップコーンは買わずに、飲み物だけ持って入りました。

 

1シーン、1シーン、どこを切り取っても集中して見なければならないほど、

隙間なく迫ってくるシーン。

飲み物さえ、飲めなくなるほどのめり込んで観ました。

 

洋楽の世界も、血の滲むような努力をしている方はいらっしゃいますが、

「この家に育ったから音楽家になる」という方もいらっしゃるでしょうが、

やってみようかな〜?から入る人が殆どで、

嫌なら辞めちゃう。

面倒くさいから練習しない。

練習しないから弾けるようにならなくて辞めちゃう。

 

精神の鍛えられ方が違うな〜

といろいろ考えさせられました。

 

映画が終わったらユニクロに行こうかな〜

と思っていたのですが、

あまりに圧倒されて、静かにお家に帰りました。