ごあいさつ

♪Diary

2025-09-17 21:12:00

また、嬉しいこと

4歳からレッスンに来たHくん、

最初は挨拶できない。

落ち着きがない、

お家に帰りたい、と泣く。

ピアノ弾きたくない、と泣く。

 

これ、どうするんだろう?

と悩む親と私。

 

小さい子はみんなそうなのですが、

せめて、挨拶しようよ。。。

 

でも、固まってできない。無理強いは良くないので、しばらくはママと一緒にご挨拶。

 

でも、ピアノに来るのが嫌なわけじゃないのはわかる…

 

あちらもかなり強情。

 

ある時、何かのタイミングで、バトルが始まった。

Hと先生の対決(笑)

 

私は怒っているわけじゃない。

 

なんで挨拶したくないのかなー?

なんでピアノに来たのに、弾かないのかなー?(これは小さい子にはありがち。)

 

ママは「来週まで考えて来ようか…」

 

でも、また次も同じことになるから、今、考えよう。

発表会も迫っているからピアノも弾かなきゃいけないけれど、

ここが解決しないと彼は変わらないので…

 

子供でも、1人の人間。

話してわからないことはないはず…

 

などとしているうちに、何かが起こった…

 

そこは私も思い出せないのだけれど…

たぶん、私が彼のために何かしたのだと思う。

 

次の瞬間、彼の口から

「ありがとう」

の言葉が出た。

「どういたしまして。。。」

 

彼も、ママも、私も、

その瞬間びっくりして空気が止まる…

 

そして、それを発した彼は大声で泣き出した。

ママも泣いた。

私も涙が出てきた…

 

本人が自然に発した

「ありがとう」

 

…..

翌週から、

彼は挨拶するようになった。

沢山笑うようになった。

ピアノにも向かうようになった。

 

そこから半年経った今、

 

Hくんのレッスンは充実している。

 

もうすぐ6歳。

 

ドリルが終わった時点で

ノートに変更。

 

ト音記号を書いて、音を聴いて楽譜に書きとる。

書いたものを歌う。

ピアノでは楽譜も読めるようになり、音の長さもわかるようになり

(まだ、四分音符、二分音符、全音符だけ

とても充実したレッスンになりました。

 

でも、今日、

「早くお家に帰りたい」

というので、

「そんなにここにいなくないのー?」

と悲しそうにふざけて言ったら、

LEGOにハマっているらしく、

車の中に置いてあった作品を見せてくれました。

なかなか凝った作りでした。

 

LEGOがやりたくても、ピアノの時間は切り離して考えられるのだなー、

とちょっと感激してしまいました。

 

大人でも子供でも

「小さな成功体験」が自信につながるのかもしれませんね。

 

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